ゼオライトの安全性
ここでは、ゼオライトの安全性についてお話したいと思います。飲み水を濾過するためにゼオライトを用いるのであれば、ゼオライトが無害であることが絶対条件。飲み水に触れて平気なものなのか、気になる方も多いでしょう。また、ゼオライトに関連して「液体ゼオライト」と呼ばれる商品への注意喚起を掲載しています。
ろ過材としてのゼオライトの安全性
浄水装置などに使われる場合など、ゼオライトそのものは、これまでのページで説明したように鉱石の一種です。水軟化剤として洗剤などにも添加されているものであり、体内に入ったとしても特に問題はありません。危険性はありませんので、その点は安心してください。
液体ゼオライトと呼ばれているものについて
ただ、最近では「体内の放射能を浄化する」といった名目で液体ゼオライトを経口摂取する「液体ゼオライト」を勧める商法が横行しているらしく、こちらに関しては注意が必要です。「液体ゼオライト」に関してはゼオライトを除染に用いていることを利用した問題のある商法ですので、ひっかからないように気をつけてください。
「液体ゼオライト」を飲むことで健康状態が改善ずるといった説明は、現在の日本では薬事法違反に相当する可能性が高く、そういった製品を売る業者に行政指導が行われた例もあるようです。
なかには液体ゼオライトを飲んだ人が下痢などの症状を訴えても、それを「好転反応であって、健康になりつつある証拠」などといった説明を行い、「液体ゼオライト」を飲み続けることを半ば強要する例さえあるようです。
「液体ゼオライト」は、フィルターとして用いるのと、飲むのではまったく話が異なります。
実際、炭で濾過するのはよいことですが、炭をそのまま飲む人はいませんよね?濾材として適切だからといって、それを飲んで身体に良いかどうかはまったくの別問題。
「液体ゼオライト」に限らず、放射線への恐怖心につけこんだ科学的根拠のない商品には充分に注意を払ってくださいね。
放射性物質への不安があるのは当然ですが、だからといって根拠のない迷信に踊らされることのないよう気をつけましょう。政府が放射性物質への対処として期待をかけているのは、あくまでも「水や地表に混じった放射性セシウムを吸着除去する」という効果に対するものです。