残留塩素の現状と問題点
それでは、水道水の残留塩素の基準、塩素の発がんの危険性について詳しくレポートしていきます。
基準の問題
殺菌消毒のために必要とされている塩素(=カルキ)ですが、実はこの基準に問題があるんです。国の基準では「水道水1リットルに対して0.1ミリグラム以上を含むこと」と決まっています。これは殺菌に必要な量ですから仕方がないことなんですが、問題はこの後です。
塩素はあくまで必要悪であり、人間の体内に入りすぎてはいけないものであるにも関わらず、上限の規定がないんですね。
そして、実際の水道水に含まれている塩素の量は1.0ミリグラム程度であると言われているんです。特に夏になると雑菌が繁殖しやすくなるために、量も増やされているため人間が飲むにも多量になりがちであると考えられています。
塩素の発がん性
では、この塩素にはどういったリスクがあるのでしょうか。実は水中に含まれている有機物と反応することでトリハロメタンという物質に変化することが分かっているんです。
総トリハロメタンという総称で呼ばれる物質のうち、クロロホルムとブロモジクロロメタンについては国際がん研究機関(IARC)によってグループ2B(=発がん性があるかもしれない)に指定されており、発がん性・催奇形性などが疑われているんですね。
残るジブロモクロロメタン・クロロジフルオロメタン・ブロモホルムに関してはグループ3となっています。
発がん性があると断定はされていませんが、これらについても発がん性・催奇形性を疑う声は強く聞かれています。これらは煮沸すると濃度が上がるという性質を持っているために、浄水器による濾過が望ましいと考える人が多くいるんです。
また、飲む以外にも風呂・シャワーなどで肌に触れるだけで肌荒れの原因にもなるとされており、残留塩素は注意が必要な成分といえるでしょう。
このリスクを抑えるためにも、水道水を濾過するのは効果的です。もちろん殺菌自体は必要な行程ですから、間違っても「井戸水をそのまま飲んだ方が身体に良いのでは?」などと考えないで下さいね。(食中毒を起こしてしまいますよ?)
きちんと殺菌を行ったうえで最終段階として塩素を取り除くというのが、もっとも現実的かつ安全な選択なんです!